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ライオンフィッシュ
 おかげさまでライオンフィッシュも第14号まで続けることができました。内容に関して、リクエスト、ご意見ありましたら、メールにてご連絡いただければ幸いです。次回以降の参考にさせていただきます。

 一応名目は、バリ島でのダイビングを楽しむための情報ということになっていますが、チャンディダサの紹介も多分に掲載しております。内容はあくまで当店ダイブライトの主観によるものであり、みなさまに関しましては、バリのダイビングの旅へのあくまでも参考としてご利用いただければ幸いです。

 どうぞ安全なバリ島でのダイビングを!
                     

                                                     2007年4月26日

バリ島の海を120%楽しむための<ダイブ情報誌>

-Vol.14-

まる得ネタ! 知る人ぞ知る!サーファーのメッカ、ジャシービーチ


 私の親友のT君。高校生のときに知り合ってもう25年ほどになりますが、彼はサーファー歴も25年。日本以外でもシドニー(1年滞在)、ハワイ(旅行で4,5回)、また湘南に住んでいるので週末は毎日サーフィンづけという家族を顧みないお馬鹿さんですが、そんな彼をここに連れて行ったら、「生涯でこれほどエキサイティングな波に出会ったことがない」と感動しておりました。そんなとこがここジャシービーチです。

 バリ島南部と比べ地元のロコやなにをして生計をたてているのかわからない少数の欧米系の若者しか見かけません。たまに日本人のサーファーも見かけますが、それでもごくわずか。私はサーフィンは1回やって自分には向いていないとあきらめてしまいましたので(25年前)、サーフィンの波の良さがはっきりとはわからないのですが、時期さえあわせれば、かなりのポイントのよう。

 ただし私的には、街道をはずれてあぜ道をバイクで10分ほど走る、そののどかな風景がとても良い。そしてその先にはサーファーの聖地ともいえるジャシービーチがあるのです。ちなみにチャンディダサからはバイクで20分ほどとそれほど遠くもありません。

 サーファーのあなた、一度は腕試ししてみてはいかがでしょうか。


                                     

                                       バリのお魚ワールド     「バラクーダ(オニカマス)



 もう、かれこれ何年になるのでしょう。あのトランベンの沈船に住み着いて、って私ではありませんよ。あの巨大なバラクーダ君です。全長1、8メートルほど、私の身長と変わりませんが、横幅は私の勝ち、つまりカマスですからスマートです。

 実は住み着いているといっても毎日見られるわけではない、そう、3日に1日くらいでしょうか。ただし、このあたりに住んでいることは間違いなし(だってもう7,8年は見ていますので)。あれほど大きな体長と、そしてなによりあの鋭い歯をむき出しにしている姿は、なかなか迫力があります。長年付き合ってきている私でも、いきなりあの鋭い歯が目の前に来たらすこしビビリます。

 ただし、あの怖い顔ながら実際はとても温厚で、いつもたくさんのダイバーの被写体になっていてもじっと我慢しながら漂っています。うーん、えらいな、被写体生物の鑑だなといつも尊敬をしています。

 当店HPの表紙の写真のバラクーダも彼なのです。あの迫力の姿態!の写真を撮りたいあなた、3分の1の確立を信じて、私と一緒にトランベンにダイビングに行きましょう。






バリのダイビングポイント 
「パタンバイ テンプル」


 バリ島で一番手軽に美しい枝珊瑚やテーブル珊瑚が見られるポイントと聞かれたら、私は迷わず「パタンバイ」と答えますね。その中でこのテンプルポイントは枝珊瑚、テーブル珊瑚、地形のおもしろさと3拍子揃った美しいポイントです。

 さらに近年は数が少なくなったとはいえ、ここはコブシメの産卵ポイントでもあります。1ダイブすればかならず1匹くらいは見つかりますし、産卵期にはたくさん見られます。また、ここは白砂ですので、天気が良くて、透明度が高い日なら、それはコバルトブルーの水中にお花畑のような珊瑚が見られます。

 体験ダイビングから写真ホルダーまで、どんなダイバーをも虜にする、そんなポイントです。




                                                                     

バリでダイビングを楽しむための(バグース)アドバイス!



 最近はバリ島に長期滞在する人も増えて来ました。その多くは定年などを迎えられた方たちが多いのですが、みなさん海外旅行の経験が多いのか、簡素な宿泊施設やローカルの食堂などを利用することで、お金を上手に使われる方をよく見かけます。
 
 そこで、長期滞在者向けに物価が安く、物資が豊富なバリ島で、節約しながらも、内容が充実した自分にあった旅行をする術を以下伝授いたします。

 まず、一番大事なのは前情報です。これには、「地球の歩き方」とか「ロンリープラネット」などの旅行ガイドブックを熟読して値段や必要な観光の情報を収集しましょう。この情報でおおよその相場がわかります。ただし、インドネシアはインフレ率が高いので、これらのガイドブックは最新号を参考にしてください。

 次はインターネットやプログなどで、実際の体験記を参考にしましょう。個人の体験記ですからその個人の主観的要素が多いとはいえ、同じような意見がほかにあれば、信頼性は増すと思われます。

 そして、ここが肝心です。次は自分自身の目で確かめるということです。長期の旅行ができるあなたのことです。最初の1日か2日はもし事前に予約しておかないと不安であるならば、旅行社にでもホテルの予約をして、そのあとはガイドブックやインターネットの情報をもとに、自分の足で歩いて、ホテルやレストラン、はたまたダイビングショップまで探しながら選んでしまいましょう。時期にもよりますが、自分自身で交渉した方が安くなることもありますし、相場自体は事前に調べてあるはずですので、その調べた相場より安くなれば気分も良くなるでしょう。勿論、自分の目で見ることで良し悪しもはっきりわかりますしね。

 ただし、注意しなくてはいけないことは、ホテルやお土産屋さんなどは自分で行くことです。つまり、ローカルの人(たとえ友人でも)と一緒に行くと、バリ島ではそのローカルの人にお礼としてあとでいくらかのキックバックをあげなくてはならないからです。そうすると安くなるのも安くなりません。

 多少の手間もかかりますが、その手間の過程もまた旅行の醍醐味です。少しの失敗などは実は後から考えれば少しの成功よりも思い出深いものとなります。治安がよく旅行の環境が整ったバリ島で自分自身が考えた自由旅行をぜひお勧めします。





          ためになるダイビングのお話
        「ダイビングに年齢は関係ない!



 「ダイビングなんて若者のスポーツでわたにしはとてもとても」、こんな年配の方の話をよく聞く。たしかにダイビングというと、なにか特殊な体力と技術の持ち主のみが行えるスポーツというイメージが一般社会にはある。しかし、やってみた人はわかるであろうが、水中にいるときはまったく楽なもので、特別な体力もいらないし、技術もいらない。海外では老若男女、障害をもった人だって健常者と同じように自由に楽しんでいる。「年齢的にとてもとても」、全くもってナンセンス。やる気さえあれば、ダイビングの門はいつでも開かれているのである。

 ただし、ダイビングは健康な者を対象としている。呼吸器系や心臓、耳系にトラブルのある人は、ダイビングに問題がある場合があるので、心配な人は医者に確認する必要がある。たいていどこのダイビング指導団体もダイビング参加前に病歴、診断書なるものを提出することになるので、問題がある場合はインストラクター側から説明がある。心配な人は納得がいくまで話を聞いてみよう。

 また医者の中にはダイバーである人もいて、いろいろと貴重なアドバイスが得られるかもしれない。だが、ダイビングに詳しい医者は少ないので、ダイビングの知識がある医者から診断を受けたい場合は、後述するDAN JAPANに問い合わせたり、自分が受講しようとしているダイビング指導団体やインストラクターに問い合わせて見るといいだろう。

 

 

このコーナーは成山堂書店刊「世界の海でスクーバダイビングを楽しむ方法」の本文から抜粋し、掲載しています。なお、この書籍についてはwww.seizando.co.jpまでお問い合わせください。










ダイビングインストラクター、ミノとカサゴの順番エッセイ

 当店はチャンディダサの町の中心にあることもあって、前日飛び込みのお客さんも多いのです。そのほとんどは欧米系の外人さんですが、それはみなさんいろいろなダイバーがおりますね。

 そして、その半分はチャンディダサ沖のダイビングポイントにダイビングに行きたいというものです。チャンディダサ沖のダイビングポイントは海岸のすぐ沖にありますので、当然といえば当然なのですが、これがまたちょっと困った問題でもあります。

 当店利用者はご存知のように、チャンディダサ沖のダイビングポイントは経験者向けなのでだれでも(また潮の動きの都合で毎日)連れて行けないポイントなのです。ですから最初のダイビング日は「チェックダイブ」と名づけて、簡単なポイントを選んでもらうようにしています。そして、このチェックダイブを受け入れてくれるダイバーがまた半分くらい、つまりチャンディダサ沖をリクエストしたダイバーのうち、そのまた半分の問い合わせ者は「おれはもう経験豊富なダイバーだからそんなチェックダイブなんていやだい」とか「1日分無駄金なんか使いたくないやい」と思うのかどうか、それで、帰って行きます。


 その場で帰るダイバーはまだあきらめもついていいのです。そのダイバーがほかのショップを利用してチャンディダサ沖のダイビングポイントで出会っても、「安全ダイブでね」と心の中で呼びかける余裕もあるのですが、一番やっかいなダイバーは、そのチェックダイブの説明からはじまってダイビングポイントの情報を1時間以上も説明させるダイバーですね、1時間なんてまた大げさななんて思っているそこの人、そりゃ、私は英語がそれほど上手ではないですから、同じ説明するのも多少は時間がかかりますが、それを考えても、1時間は大変ですぜ。それも英語で!

 1時間も話すということは当然相手も当店に興味を持ち、説明に納得し、そしてその上でさらに話を聞きたいとこちらは理解しているのですが、そうではなく、とにかく説明聞くのは「タダ」と思うのか、必要な情報だけとにかく聞き出して、あとはこの情報をもとにほかのダイビングショップでダイビングをするということなのかなあ。
 

 ほかのダイビングショップでダイビングをするのは全然構わないけど、1時間の説明ははっきりいって疲れるよ、それも申し込みもしないのに・・・と愚痴をいう私でした(今日、まさにそういうダイバーがいたので、発作的に書きました。私の1時間を返してくれー!)。



 




編集後記



 2007年最初のライオンフィッシュです。もう4月も終わりなのですがね。バリ島の乾季が始まる5月を前に、勢いをつけようと(気持ちの)、更新しました。乾季が始まるとなにかと忙しくなりますからね。

 ライオンフィッシュも14号となると、チャンディダサの情報とか、ダイビングポイントの情報とかそろそろネタ切れなのではなんて思っていませんか・・・。とんでもありません。ダイビングポイントも常時24ヶ所ほどもありますし、チャンディダサにも見所はまだまだあります。どうぞ、次号以降も楽しみにしててください。

 さてと、乾季に向けて5ミリのウエットスーツを倉庫からだそうかなあと、思っている今日でした(乾季は水温が下がりますので)。

20号以前のライオンフィッシュバックナンバー

Vol.20号 Vol.19号 Vol.18号 Vol.17号 Vol.16号 Vol.15号 Vol.14号 Vol.13号 Vol.12号 Vol.11号
Vol.10号
Vol.9号 Vol.8号 Vol.7号 Voi.6号 Vol.5号 Vol.4号 Vol.3号 Vol.2号 Vol.1号

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