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まる得ネタ! アマンキラで優雅なお茶しましょ!
前号では格安中華レストランをご紹介しましたが、今回は1泊最低10万円!の最高級ホテルアマンキラをご紹介しましょう。えっ、格安滞在をモットーとするチャンディダサにふさわしくない?まあ、そういわず、アマンキラに滞在するなら、えらーくお金はかかりますが、レストランでお茶するくらいでしたら、日本の喫茶店に行くのとたいして差はないのです。
わたしがご紹介するべくもなく、アマンキラは最高級ホテルチェーンのアマングループのホテルです。各国のエグゼブティブから、新婚カップル、お忍びカップル、さらに芸能人関係(日本の著名人も多いようです)が多くご利用されています。ひとりの宿泊客に5−6名のスタッフがいるという、王様、女王様待遇サービスが自慢。さらに施設の方も海にせり出すように作られたプールやプライベートビーチなどおくつろぎ施設は満載です。
さて、今回はこのホテルのレストランでお茶しましょうというお話。お茶だけなら、宿泊客以外でも勿論OK。チャンディダサから車で10分もかかりませんので、ダイビング終了後に、雄大なアムック湾を眺めに、フレッシュフルーツジュースでもいかがですか。料金は1000円くらいでしょうか。この金額なら節約旅行者でも大丈夫でしょ?
きっと、安価で贅沢な気分に浸れること間違いなしですよ!
バリのお魚ワールド 「ピグミーシーホース」
バリのダイビングポイント リパ沈船 Lipah wreck
バリ島には3つの沈船が知られていますが、そのなかで一番小さくマイナーな沈船です。地元ではジャパニーズレックなどといわれていますが、根拠は不明。沈船といっても全長10メートルほどの小さな漁船?ですので、トランベンのように船内探索などはできませんが、実はダイバーがほとんどは入っていないここの最大の特色は、ハード,ソフトコーラルのすばらしさ・・・。とにかく損傷がほとんどない、ハードコーラルは必見です。昔はアメッド、バトゥケレビットでもよく見られたカンムリブダイの大群は、このポイントでしたらかなりの確立で見ることができます。
さらに、ウミウシ、カサゴ、ピンクスクワットロブスター、ピグミーシーホースなどのマクロ物もおもしろいし・・・。
当店ではセラン島に行った際の2本目に使うポイント。まだまだ秘境ポイントのこのエリア、潜るならいまかもしれませんね!
バリでダイビングを楽しむための(バグース)アドバイス!
よくお客様に「バリで一番良いポイントで潜りたいのですが」なんてリクエストがあるのですが、実は一番やっかいな質問でもあります。というのも、バリにはバラエティに富んだポイントがたくさんあるので、その人のお好み次第で、一番いいポイントというのは変わってしまうからです。だから、そのお客様がどういった魚や地形、サンゴなど見たいかをセレクトしてくれればくれるほど、お気に入りのポイントを紹介しやすくなり、またそのお客様も満足できるダイビングになりやすいのです。勿論、それぞれのポイントのコンデションにもよりますが、とにかくバリにはダイビングポイントが多いということ。そしてそのポイントそれぞれがキャラクターが異なるということ。ですから、自分がどういったダイビングがしたいかを(例えば、見たい魚とか地形とかですね)、きちんと整理してリクエストすると、満足度が高まると思うのです。
逆にいえば、リクエストも聞かないようなショップは避けた方がいいともいえます。
水中に潜っている時間なんて、1日の時間に換算したらたかがしれています。そのたかがしれている短時間を少しでも有意義に満足のいく時間にするために、どうぞ、たくさんのリクエストをして、すこしでも満足のいくダイビングをしてください。
ためになるダイビングのお話 「女性ダイバーへのアドバイス」
ぼくは女性ではないので女性の気持ちは完全にはわからないが、いままで数多くの女性ダイバーと相対してきて気づいた点、生理的な点についていくつか紹介していきたい。
まずかわいそうと思うのが化粧。ダイビングはいわゆる水中で楽しむスポーツなので、必然的に化粧は落ちてしまいやすいもの。特に講習中はマスク内に水を入れたり出したりという練習を毎日のようにやるので、マスクから水を抜くとせっかくの化粧も中途半端に落ちてとてもかわいそうな顔になってしまうのだ。きれいにするというマナーには敬服するものの、やはりダイビング中は水に強いファンデーションなど最低限のものにとどめるのがよさそうだ。
それから男にはない生理。ときどき聞かれる質問に、生理のせいで鮫が寄ってこないだろうかなんて真顔で聞かれたことがあるが、これは問題ないと考えていいだろう。というのもダイバーが潜れるようなポイント(特に講習ポイント)に、人喰い鮫(実際に人喰い鮫なんてお目にかかることはできないけれど)がいるとは思えないし、なおかつウエットスーツを着ていれば体液がスーツ内に溜まり、流出を極力少なくすると思われるからだ。逆に、生理中で気になるのは、頭痛や感情の不安定等の精神的症状の方で、こうした状態はダイビング中の判断能力が困難になる可能性があり、生理の重い人は避けた方が賢明かもしれない。また、妊娠に関しては、医学的には胎児への影響についてはっきりとしたデータがなにので避けるべきだろう。
こうしてあげていくと、女性にとってダイビングはデメリットばかりのように思えるがそうでもない。たとえば、女性は男性に比べ皮下脂肪の量が多いので、水中ではエネルギーの流出が男性に比べて少ないともいわれているし、ダイビングに使う新鮮な高圧空気を吸うことで、その空気中の酸素が肌にいい影響を及ぼすといわれているからだ。
ダイビングインストラクター、ミノとカサゴの順番エッセイ
ご紹介するまでもなく、2004年12月26日のスマトラ沖地震の影響で、インドネシアはいうに及ばず、世界各国に大きな衝撃を与えました。地震以上に被害が甚大だったものに津波があります。今回の被害もそのほとんどが津波によるものです。ただ地震がなければ津波もないわけで、地震、津波は一緒のものであると考えた方がいいようです。
この津波ですが、英語でも「TUNAMI」。つまり日本語が世界共通語になっているのですね。それだけ、日本以外の国では津波が少なかったのだろうと推測しますが、今回の津波には世界中の人が身をしみて自然災害の恐怖を感じたと思います。
津波には到底及びませんが、ダイビングポイントでも波が数メートルを越えるような状況にでくわすことがあります。勿論、そんな日はダイビングは中止になりますが、自分の背を越える波を見ただけで、背筋が凍る思いになるのもです。
インドネシアの津波による復旧作業はいまだ続いていますが、自然相手の仕事をするわたしも、自然に逆らうことなく、敬意をこめ、ありがたい気持ちを持って自然と接せねばと思うのでした。
編集後記
沈船名物、ギンガメアジの大群がいなくなりました。スマトラ地震前後を境にいなくなりましたが、因果関係は不明です。
当店がオープンする前からいましたのでかれこれ7年近く、ダイバーの目を楽しませてくれたことになります。
興奮するダイバーに追いかけられたり、ビデオ、カメラを持つダイバーにかきまわされたりしながら、健気にも沈船にいつもいてくれたのに・・・。
いつもいると思っていたものが突然いなくなると、ギンガメアジのありがたさが、骨身にしみて感じます。勿論、ほかのポイントで見られるところはあるのですが、トランベンの沈船ほど、簡単に見られるところはなかったので本当に残念です。
もし、わたしたちダイバーが原因でいなくなったのだとしたら・・・、うーん、やはり自業自得なのでしょうかねえ。
おかげさまでライオンフィッシュも第9号まで続けることができました。内容に関して、リクエスト、ご意見ありましたら、メールにてご連絡いただければ幸いです。次回以降の参考にさせていただきます。
一応名目は、バリ島でのダイビングを楽しむための情報ということになっていますが、チャンディダサの紹介も多分に掲載しております。内容はあくまで当店ダイブライトの主観によるものであり、みなさまに関しましては、バリのダイビングの旅へのあくまでも参考としてご利用いただければ幸いです。
どうぞ安全なバリ島でのダイビングを!
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