まる特ネタ!


夕暮れのラグーンは・・・おもしろそうだ!

 インドネシアのローカル料理、うーんおいしいですよね。サテやパダン、シーフード料理・・・、考えただけでお腹が空いてきます。「チャンディダサで地元の人たちが食べるのと同じものが食べてみたーい!」という人におすすめなのが、ラグーン前に集まる屋台です。屋台の数は3、4台と多くはありませんが、夕暮れ時は地元の人たちが列をつくって買っている姿もよく見かけます。まずはおやつに最適なバナナフライ、おいもフライ、パンケーキからいってみましょう。ダイビングの後ならばあの甘さが体に浸透してくるようでうん、おいしい。お次はサテ、ここのは鳥肉が主流、なんだ日本の焼き鳥といっしょじゃないですか、でも味付けは別。濃厚な甘ピーナツだれテーストです。これも慣れるとクセになります。まだお腹に余裕があればバクソー(ラーメン風)とか、チキンスープやチャーハンなどもいいかも。

 さあ、お腹もいっぱいになったら、ラグーンを散歩してみましょう。ラグーンには蓮の花がところ狭しと咲き乱れています。レンコンのてんぷらを想像された方、あなたはよっぽどの食いしん坊ですね。水辺では素っ裸で水遊びを楽しむ子ども(大人もたまにいるので少々赤面)やら、洗濯にいそしむお母さんもいて、ラグーンも生活の場として活躍しています。

 そしてこのあたりはバリの正装をした人たちもよく見かけます。そう、ラグーンの正面にはチャンディダサ寺院があるのです。朝と夕方にはお供え物を頭にのせた女の人が寺院に参拝に。私たち外国人も入れますが、最低限、サロン(腰巻き)を着用し、1000ルピーほどのお布施を用意しましょう。海辺の夕暮れを見る前にラグーンでのおやつタイム、癖になるかも?




バリのお魚ワールド

アヤコショウダイ (学)Plectorhinchus lineatus (英)Diagonal-Banded Sweetlips

 バリのどのポイントでも必ず会えるお魚。白黒縦縞に黄色の色彩が入り交じった色合いは「阪神タイガーズ」を彷彿し、関西系ダイバーに人気があります。
 ムスジコショウダイ、リボンスイートリップスなどの同種も多く見かけ、模様、色合いが微妙に違うので、見比べて見るのもおもしろいでしょう。
 
 比較的、潮通しの良い、岩陰や珊瑚上にいることが多く、じっとしている姿をゆっく り眺められます。 どのポイントでも見られますが、テペコンキャニオンやパタンバイテンプル、ヌサペニダではかなりの群れを見ることができます。
 
 幼魚は色合いが異なり、ダンスをしているかのように尻尾をする姿はとてもチャーミ ング!思わずほほ笑んでしまうほどです。




バリのダイビングポイント

テペコントンネル Tepekong Tunnel 

 ダイナミックなウォールやトンネルが楽しめるポイントといったら、このテペコントンネルでしょう。地形派にはたまらないポイントです。まずは島陰にある岩岩が隆起した海中を探検しましょう。小さなトンネルやアーチがたくさん!岩下にはサメやらアカマツカサ、ハタンポ類が、「えっ、見つかっちゃった!」という感じで、ダイバーを迎えてくれます。水面にはたくさんのダツが、そしてインド洋固有種のパウダーブルーサージョンもこのポイントの常連です。

 海中探検を終え、島から連なるゆっくりしたスロープを泳ぎ進んでいきましょう。たくさんのワイルドなハナムロやウメイロモドキとともに2メートルはあろうかと思われるナポレオンフィッシュが現れるものだから気が許せません。そして、このポイントのハイライト、ブルートンネルに到着。深い藍色をした大きな口が眼前にせまってきます。奥行きは約10メートル。コショウダイやアカマツカサが大挙して、トンネル内で休憩している姿を横目に、内部内部と進みます。直系は約2メートルほどありますから、ダイバーは余裕を持ってくぐっていけます。そして徐々に大きくなる出口を抜けると、まぶしい光の中に急傾斜な断崖絶壁のウォールが続いています。

 まさしく鳥の気分になって、この急傾斜のウォールを飛んでみて下さい。日常の悩みなんか吹っ飛んでしまうほど、爽快なダイブができることうけあい!のポイントです。




バリでダイビングを楽しむための(バグース)アドバイス!

保険編ー3
 
 さて、ダイビング業者側の責
任があった場合に支払われる保険の賠償責任保険は前号でお話しました。しかし、この保険が適用されるケースは特にファンダイビングの場合は実は稀なケースです。なぜなら、ファンダイブの場合、引率されるダイバーは認定されたダイバーのはずですので、基本的にはダイバー自身の自己責任のもと、ガイドは海を案内してるだけに過ぎないといった方がわかりやすいかもしれません。

 例えばガイドが100メートルの深度まで連れていこうとして、ついていったダイバーが減圧症になってしまう。その場合、案内したガイドの責任になるかといわれると疑問です。なぜなら、そのダイバーは認定されている、つまり深い深度で潜った場合のリスクを学んでいるはずなので、そのダイバー自身がそれを承知の上、ついていったという考えになる訳です。このあたりがダイビングは自己責任のスポーツといわれる由縁です。細かい状況は保険会社、指導団体の判断になりますが、考え方としては間違っていないだろうと思われます。

 そういった訳で、賢明なダイビング業者は傷害保険に加入しています。傷害保険とは、海外旅行傷害保険と同じで、ダイバーや(勿論ダイバーでなくても)ダイビング業者の責任に関わらず支払われる保険です。ただし、傷害保険は「発生が急激で、偶然、しかも身体の内部ではなく外来」という3つの要因が前提になります。

 ただし、この保険はカバーされる範囲が広いので保険料は高額です。ですから、ダイビング料金にはこうした保険の有無を比較したのち判断することが重要です。

 また、保険にはダイビングショップ内の不備や、器材の欠陥、ボート上での事故など細かく分けた保険もあります。

 このようにダイビングの保険にはさまざまなものが存在します。一度、ダイビング料金にはどのような保険が含まれているのかということを尋ねてみると良いでしょう。

 それでもこれらの保険は前提がダイビング業者を守る保険です。保険額、利便性にかけて海外傷害保険には及びません。前述したように、ダイビングは自己責任のスポーツです。賢明な皆さんは自分自身で保険加入しておくことを忘れないで下さい。





ためになる、ダイビングのお話

世界にあふれるダイビング指導団体

 さてそのダイビング指導団体であるが実にたくさん存在している。職員数名の小規模な団体から世界各地に支社をもつワールドワイドな団体まで千差万別。すべてを教えたわけではないが日本でも40団体近く、世界にしたら1,000団体以上あるといわれる。

 なぜこんなにあるのか、これからダイビングを始める人にとっては全くもって迷惑な話かもしれない。しかし、そんな数多くの指導団体があっても、実際にあなたが見聞きできるのは10団体くらいであろう。

 一般の人にとってダイビングは命に関わる可能性を秘めたスポーツという感が強い。信頼できる教育内容をもった指導団体を選びたいという欲求は当然であろう。そんなニーズに対し、5,6年前から文部省などの行政機関がダイビング教育に統一した基準をつくる動きがみられたが、既存のメジャーな指導団体との折り合いがつかずに活動の範囲を広げられずにいる。だが、最近はメジャーな指導団体が手をとりあって、一定のルールをつくったり、行政機関との話し合いの場を多く持とうとしており、今後なんらかの展開があるかもしれない。

 さてどの指導団体を選ぶか、これはなかなか難しい。というのも、ダイビングの基本的な教育内容はそれほどの大差はない。あえて指導団体の色分けをするとすれば、こう言えるだろう。

 まず指導団体はそれぞれの基本姿勢、背景があるということ。たとえばあるスイミングスクールを母体としたダイビング団体は、スイミングに重点をおいた教育内容だし、障害者を対象にしたところはそれなりの対応ができているし、また初心者コースばかりでなく、水中カメラなどさまざまな目的別の教育システムをもつ団体などもあり、いろいろである。だから自分にあったところを探せばいい。

 ただ、これから世界をまたにかけてダイビングを楽しもうと考えている人は、国際的に知名度がある指導団体の方がいいだろう。というのもダイビングポイントは往々にして僻地に多い。そんなところで、ハナコライセンスカードなるものを見せても通用するかというと、いささか疑問だからである。

このコーナーは成山堂書店刊「世界の海でスクーバダイビングを楽しむ方法」の本文から抜粋し、掲載しています。なお、この書籍についてはwww.seizando.co.jpまでお問い合わせください。



ダイビングインストラクター、ミノとカサゴの順番エッセイ

 ただ今、雨季の真っ最中(2月11日)。いやー、ほんと、雨よく降ります。雨が降ると・・・、やっぱり海の透明度は下がります。でも、この時期って海の中、結構すごいことになってます。雨が山に降れば、その濁流は川から海に流れ、その濁流内には、たくさんの栄養素が含まれています。そしてそれを海の魚が食べます。今の時期、沈船名物、ギンガメアジを見て下さい。この時期、お腹なんかパンパンに膨れていますよ。それにこの時期って、自分のお腹もパンパンなんですよね。なぜなら新鮮な果物が市場にたくさん出回り、毎日食事に忙しいからなのです。あれ!ギンガメアジと変わらない食生活だ!なんて苦笑してしまう今日このごろです。(ミノ)



編集後記

 しかし、アメリカのテロの影響で昨年末はかつてないほど、観光客が少なかったね(ミノ)。そうそう、私が住んでるウブドでさえ、結構閑散としていたもの(カサゴ)。そんな状況の中でメールで激励して頂いたり、潜りに来て頂いた皆さま、本当にありがとうございました(ミノ)。バリは、チャンディダサは安全です。そして零細ショップ(余計!)、ダイブライトもなんとか皆さんのおかげで営業を続けております(カサゴ)。2002年度は隔月くらいでライオンフィッシュを発行できるよう頑張ります!(本当か?)ご期待を!!(ミノ)

20号以前のライオンフィッシュバックナンバー

Vol.20号 Vol.19号 Vol.18号 Vol.17号 Vol.16号 Vol.15号 Vol.14号 Vol.13号 Vol.12号 Vol.11号
Vol.10号
Vol.9号 Vol.8号 Vol.7号 Voi.6号 Vol.5号 Vol.4号 Vol.3号 Vol.2号 Vol.1号

ニュースレター


ライオンフィッシュ

おかげさまでライオンフィッシュも第3号まで続けることができました。内容に関して、リクエスト、ご意見ありましたら、メールにてご連絡いただければ幸いです。次回以降の参考にさせていただきます。

一応名目は、バリ島でのダイビングを楽しむための情報ということになっていますが、チャンディダサの紹介も多分に掲載しております。内容はあくまで当店ダイブライトの主観によるものであり、みなさまに関しましては、バリのダイビングの旅へのあくまでも参考としてご利用いただければ幸いです。

どうぞ安全なバリ島でのダイビングを!

バリ島の海を120%楽しむための<ダイブ情報誌>
-Vol.3-

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