まる特ネタ!

3つの岩、ミンパン岩礁への「道」
 現地名でギリティガ(3つの島)と呼ばれるミンパン岩礁。でもよく見ると4つの岩が見えるのだけれども・・・。細かいことはさておき、チャンディダサのメイン通りを歩いているとローカルのお兄さんが「スノーケルいかがでっか!」と声をかけて連れて行かれるところがこのミンパンであります。チャンディダサのビーチから見て左側の岩の周辺が、深度が浅めでサンゴも発達してるので、スノーケルに向いてそうですけど、ダイブライトではここへスノーケルツアーを開催したことがありません。なぜって、この周辺は強い潮の流れが入りやすいこともあって、かなり泳ぎがうまい人以外はとってもリスクの高い水域だからです。でもこの流れのおかげで、カメや大小さまざまな魚がそれはもう、たくさん、見られるのもこのミンパンの特徴。ここは中級者以上のダイバーにとってはそれはもう憧れのダイビングポイントでもあります。じゃあダイバー以外は楽しめないのかというとそうでもありません。スノーケリングをしなくても、バリ独特の漁船「ジュクン」に揺られて、どんぶらどんぶらミンパン周辺までこいでもらえば(実際は小さいながらも船外機がついております)、それは極楽世界。コバルトブルーの海水に揺らめくサンゴ礁が、あなたの気持ちを穏やかにしてくれることうけあいです。さらに釣り好きなら、釣を楽しむのも一興。テグスを使っての底釣が中心ですが、釣り竿もレンタル(ただし高い)してもらえるし、自分の釣り竿を持参してトローリングしている人も見かけます。

 チャンディダサ沖合に浮かぶミンパン岩礁。ジュクンでも10分かからず行かれる近さが最大の魅力かも。ただし、ジュクンに屋根はありませんので、帽子と、水しぶきが多少かかってもいいように、タオルを持っていくのがいいでしょう。





バリのお魚ワールド
ハダカハオコゼ(学)Tanianotus triacanthus (英)Leaf Scorpionfish

 インド洋、太平洋に分布。「水中の宝石」との別名を持つハオコゼ。色彩は多種に富むが、ピンク色や白色の若魚の色彩は原色に近い色合いでそれはもう美しい!!

 ダイバーに人気のカエルアンコウに似るが、バリではこのハオコゼの方をよく見かけます。どのポイントでもこまめに探せば15-20メートルほどの水深にあるサンゴや岩の上で見つかりますが、特に
パタンバイのブルーラグーンでは、白、ピンク、黄色、黒、草色など色彩豊かなハオコゼのどれかが見られます。 一応ハオコゼなので体表に棘があり、あまり可愛いからといって触らないように。静かに見守ってあげれば、いつも同じ場所でみられることでしょう。





バリのダイビングポイント

ブルーラグーン Padang Bai, Blue Lagoon 

 白砂にサンゴ、そして海洋生物が豊富なこのポイント。マクロ生物好きにはたまらないポイントです。ダイブライトのスタッフもここの海でデジカメ撮影するのを、休暇の楽しみとしています。直径50メートルほどの範囲の砂地に、いる、いる。たくさんの生物が。砂地には様々な種類のハゼとテッポウエビの共生から、これも本当に様々な種類のミノカサゴの幼魚!、カラフルなウミウシ、ヒラメ、カレイ、ウシノシタが砂地に隠れているかと思えば、目だけ突き出した、ヤッコエイが砂から飛び出して逃げていったり、、ハダカハオコゼやイザリウオも擬態化して待っていれば、ハナヒゲウツボの幼魚が、思いっきり口を開いていたり、たまにタツノオトシゴの仲間とか・・・、うーん、書ききれない。生物以外にもここのウォールもダイナミック!ウォール沿いにはナポレオンやゴシキエビがいるんだから見逃せないし、ほんとここで潜ると時間がたりない!!スタッフ「カサゴ」は、ぼやきっぱなしのポイントです。





バリでダイビングを楽しむための(バグース)アドバイス!


保険編ー2
 前回の号では、ダイバー自身におけるリスク管理、保険のお話しをしてきました。それではバリのダイビング業者側の保険体制はどうなっているのでしょう。まず、保険の話をすすめる前に、知っておきたいのは、国際的なダイビング指導団体(例えばPADIとかSSIとか)のダイブマスターやインストラクターの資格を持っている場合(以後、インストラクターに統一)、日本や欧米を例にとると、指導団体の系列ディーラー(ダイビングショップ)やそのインストラクターの資格を持つ者に過失があり、その過失が原因でダイビング参加者や第三者の生命、身体または他人の財物に損害を与え、法的な賠償責任を負った場合のために、そのディーラーやインストラクターに対しての賠償金が補填される賠償責任保険に加入しなくては、現役のディーラー、インストラクターとして活動できないことになっています。これはある意味でいえば、指導団体がその現役のディーラーやインストラクターを保証しているとも考えていいでしょう。

 ですから、そういったインストラクターと一緒に潜ることが、まず最低限の条件となります。しかし、インドネシアを含む、発展途上国ではまず、インストラクターの資格がないモグリ!がみなさんを海に案内しているケースがそれは多いのであります。ということは指導団体の責任、管理下にないあくまで個人のインストラクターと称するモグリ!と潜ることであり、なにがあってもあなた自身の責任で潜らなくてはいけないことになります。さらに、このインドネシア国内では欧米諸国なみの保証額でダイバー向けの賠償責任保険は、私が調べた上ではありません。では、インドネシアに在住するインストラクターはどうしているかというと、インドネシアを管轄する国際的指導団体の支部が推奨する欧米系のインドネシア国内の事故をもカバーする保険会社の賠償責任保険に加入しているというのが実情です。しかし、インドネシアに在住する国際指導団体のインストラクターがすべてこの賠償保険に加入しているかというと実はそうではないのです。日本や欧米諸国に在住する場合、保険加入は義務として、加入しないと現役でいられなくなるのですが(つまり活動できない)、インドネシア在住者の場合、おそらく国間の法的な問題と思われますが、加入を義務付けられていないのです。ということは保険料などの相応な費用を払わずに、「現役」インストラクターという顔をした「元現役インストラクター」もたくさんいるから、ダイビング参加者にとってはたまったものではありません。私はけっしてこの「モグリ自称インストラクター」がダイビング知識、経験が少ない者であるとはいいません。実際、この「モグリ」ダイバーの方が国際団体の現役インストラクターより、経験も資質も優れたな者はたくさんいるでしょう。しかし、良識あるインストラクターはなにごとに関しても備えをしていなくてはプロとはいえません。自然相手に一人間がかなうはずもないし、絶対大丈夫などと自信過剰な者ほど無責任なことはないと思うからです。

 次回は責任あるインストラクターの見分け方と賠償責任保険以外のとっても重要な保険について説明します。そうなんです。賠償責任保険だけではダイバーにとってはまだまだ心もとないのです・・・。





ためになる、ダイビングのお話


あなたは勝手に潜れない

 
さぁ、ダイビングをやろう、あなたはそう決心した。早速、海辺にたたずむダイビングショップに器材を借りに行くとしよう。果たして器材を借りられるだろうか、答えはノーである。まぁ、良識ある人ならこんな無謀なことは考えないとは思うが、全くどこのだれともわからない人に器材を貸すものなどはいないと思っていい。これはレンタカーを借りるのと似ている。あなたはレンタカーを借りる時に、運転免許証を持って行くことと思う。レンタカーショップでは、運転免許証を確認しないとあなたに車は貸さないだろう。

 ダイビングにも車の免許証と同じようなものが存在する。これをぼくたちはライセンスカード(Cカードともいう)といって、ダイビングの技術と知識があることの目安としている。

 しかし、このライセンスカード、少々運転免許証とは勝手が違う。というのも運転免許証は国家が認め公式に発行した唯一の証書なのに対し、ダイビングの場合そういった公的基準はない。ライセンスカードは、法人の会社や任意の団体がダイビング指導団体と称して、それぞれの講習過程を修了したものに対して認定、発行したものだ。だからダイビングを始めるにはこうしたダイビング指導団体の講習に参加することから、何をおいても始まると考えていいだろう。

このコーナーは成山堂書店刊「世界の海でスクーバダイビングを楽しむ方法」の本文から抜粋し、掲載しています。なお、この書籍についてはwww.seizando.co.jpまでお問い合わせください。





ダイビングインストラクター、ミノとカサゴの順番エッセイ


 「遅〜い!!」と怒られそうですが(いや、実際に怒られているのですが)、<らいおんふぃっしゅ>第2号ができて良かった。第1号だけで終わったら、それはそれで、ある意味<記念!!第1号>ですよね(笑)。

 のらりくらりとやっていきたい・・・この<らいおんふぃっしゅ>ですが、ダイバーだけでなく、これからダイビングをやってみたい!といった方にもお役に立てればと思っています。「やってみないと何もわからへんでぇ。」というわけで、ダイビングをやってみたい!と思ったら、この<らいおんふぃっしゅ>を参考にして、迷わずチャレンジして下さい!カサゴにとって、海の中は心身ともに生き返れる場所。心地よい「無」重力の世界で、頭も心も「無」になって、全身で自然のエネルギーを受け取れる、そんな場所です。多くの人に、この素晴らしい水中世界をご紹介できれば本望です。(カサゴ)





編集後記


 いやー、第2号まで続いたね。継続は力なり、これからもやるぞー(ミノ)、まだたった2号じゃない、少々おおげさね(カサゴ)。いや、まあそういわずに・・・。ところで雨季に入って、バリのアイドル!マンボウの出現例も多くなったね。(ミノ)。マンボウが見られるのはうれしいけど、マンボウが見られるポイントって水温が低めのテペコン島とかヌサペニダ島周辺が多いから、冷え性のわたしにはちょっとつらいかな・・・(カサゴ)。水温が低いっていったって20℃は軽くあるんだから、そんなこといったら寒い地域で潜っているダイバーに怒られるぞ!(ミノ)。そんなこというならいいかげん「つぎはぎ」だらけのウエットスーツ新調してよ!(カサゴ)。そうか、冷え性の原因はウエットスーツの「つぎはぎ」か。よし、明日はみんなでスーツを新調しに行こう(ミノ)。いってみるものね。でも、変な編集後記・・・(かさご)

バリ島の海を120%楽しむための<ダイブ情報誌>

-Vol.2-

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ライオンフィッシュ

おかげさまでライオンフィッシュも第2号まで続けることができました。内容に関して、リクエスト、ご意見ありましたら、メールにてご連絡いただければ幸いです。次回以降の参考にさせていただきます。

一応名目は、バリ島でのダイビングを楽しむための情報ということになっていますが、チャンディダサの紹介も多分に掲載しております。内容はあくまで当店ダイブライトの主観によるものであり、みなさまに関しましては、バリのダイビングの旅へのあくまでも参考としてご利用いただければ幸いです。

どうぞ安全なバリ島でのダイビングを!






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